TablePlusはGUIを使ってデータベースを操作するツールです。ユーザフレンドリィーなだけではなくモダンでシンプルなデザインで非常に使いやすいツールです。海外でも広く利用されているツールです。

TablePlusをMACにインストールしてMySQLとSQLite、Redisデータベースへの接続確認を行います。

TablePlusは1台のコンピューターで$69からの有料となっていますが、タブの接続制限のあるフリートライアルが提供されています。今回は、フリートライアルを使ってデータベースへの接続を行います。

使用したことはありませんがiOS版もあります。データベースに接続後タブを使って2つ以上のテーブルを閲覧しようしたり2つ以上のデータベースに同時に接続しようとすると接続制限に引っかかり有償版へのアップデートが促されます。
fukidashi

2021年12月現在で接続できるデータベースは以下の通りです。

接続できるデータベース一覧
接続できるデータベース一覧

TablePlusのインストール

homebrewを使用してインストールを行います。直接TablePlusのホームページからダウンロードすることも可能です。

ダウンロード: https://tableplus.com

homebrewの使い方については下記を参照してください。

homebrewでTablePlusがインストールできるかどうか確認するためにbrew searchコマンドを実行します。検索結果でCasksにあることがわかります。


 % brew search tableplus
==> Casks
homebrew/cask/tableplus

brew cask installコマンドを使ってtableplusのインストールを行います。Homebrewの更新に時間がかかる場合がありますが、tableplus was successfully installed!と表示されたので正常にインストールが完了しています。


 $ brew cask install tableplus
Updating Homebrew...
 ・
 ・
tableplus was successfully installed!

TablePlusの起動

インストールが完了するとアプリケーションフォルダからTablePlusを起動することができます。

TablePlusの初期画面
open_tableplus

コマンドラインからも起動することができます。SQLiteのデータベースファイルが存在する場合は、openコマンドにデータベースファイルのパスを指定すればTablePlusが起動します。


$ open database/database.sqlite 
openコマンドでSQLiteデータベースを起動
openコマンドでSQLiteデータベースを起動

SQLiteデータベースへの接続

SQLiteデータベースはopenコマンドを使用して起動できることを先程確認しましたがopenコマンドではなくGUI画面から接続する方法を確認します。

画面右側で右クリックを行います。

TablePlusの初期画面
open_tableplus

右クリックを実行するとさらに選択画面が表示されるのでNewを選択して、Connectionを選択してください。

新規で接続情報を登録
新規で接続情報を登録

データベースの選択画面が表示されます。これがTablePlusでサポートされているデータベースです。今回はSQLiteに接続するのでSQLiteを選択してください。

データベース選択画面
データベース選択画面

SQLiteを選択すると選択したSQLiteとCreateボタンの色が変わるので、Createボタンをクリックしてください。

SQLiteを選択
SQLiteを選択

接続情報入力画面が表示されるのでNameとSelect fileからSQLiteのデータベースファイルを選択してください。選択したConnectボタンを押してください。

Nameは接続情報を識別するための名前でデータベースの名前ではありません。接続が完了したら次回から接続の情報を入力する必要はなく、ここで設定した名前で接続情報が保存されます。
fukidashi
接続情報入力画面
接続情報入力画面

接続が完了すると以下の画面が表示されます。

openコマンドでSQLiteデータベースを起動
 接続完了

もし接続に失敗した場合(接続情報に誤りがある場合)は、下記の画面が表示されるので、接続情報を修正してください。

接続に失敗画面
接続に失敗画面

MySQLデータベースへの接続

MySQLデータベースへの接続方法を確認します。データベースの選択までの手順はSQLiteと同じです。

TablePlusのアプリケーションを起動します。画面右側で右クリックを行います。

TablePlusの初期画面
open_tableplus

右クリックを実行するとさらに選択画面が表示されるのでNewを選択して、Connectionを選択してください。

新規で接続情報を登録
新規で接続情報を登録

MySQLを選択してCreateボタンを押してください。

データベース選択画面
データベース選択画面

識別するためのNameを入力して、各自の環境にあった情報を入力してください。MySQLで特別な設定を行っていない場合は、MySQLのバージョンの選択と接続ユーザとパスワードは間違わないように入力してください。HostやPortはなにも入力しないと127.0.0.1と3306になります。Databaseは名前を入れなくても接続後にデータベースを選択することができます。

MySQLの接続情報を入力
MySQLの接続情報を入力

入力した情報で問題がない場合は下記の画面が表示されます。左上のディスクのアイコンをクリックするとデータベースを選択することができます。

MySQLへの接続完了
MySQLへの接続完了

接続したいデータベース名を選択して、Openボタンをクリックしてください。

接続したいデータベースを選択
接続したいデータベースを選択

左側に接続したデータベース内に保存されているデータベースが表示されます。

接続したデータベースが持つテーブルが表示
接続したデータベースが持つテーブルが表示

左側のusersテーブルを選択するとテーブルの中身が表示されます。中央下には、テーブルの情報を取得するために実行したSQLが表示されます。

usersテーブルの中身
usersテーブルの中身

テーブルの行を削除したい場合は行を選択して、右クリックでdeleteを選択します。その後にcmd + Sコマンドを実行すると行の削除を行うことができます。

Redisへの接続

TablePlusを使ってRedisにも接続することができます。

TablePlusでradisに接続
TablePlusでradisに接続